シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術

今年読んだ本54冊目

フジテレビ系ホンマでっか!?TV でお馴染み、心理学者の植木理恵さんの本です。TVで紹介されててつられて買っちゃいましたw

380円という安さにも驚いたけど、内容もとてもシンプルにまとめられているわりには、しっかり学術的に証明されている結果を紹介していたり、すぐにでも試せそうな解決法を提示してくれてました。紹介された例を1つあげると

人は

1.考えるように
2.どちらでもいいよ
3.絶対考えないように

というと1年後に大きな差がでるほど、3と言われた人たちが明確にそのことについて考えているそうです。ドキっとする内容ですよね。逆に3のやり方で絶対忘れたくないことを脳に覚えさせるというトリックも実現できたらいいなぁと思いました。

正直「植木先生ってどういう本書いてるのかなぁ〜」とミーハー感覚で買ってあまり期待していなかったのですが、とてもためになりました。

その時までサヨナラ

今年読んだ本53冊目

山田悠介さんはこれで2冊目!1冊目のオールがおもしろかったからまたいつか読みたいなぁと思っていたところです。

【文庫】 その時までサヨナラ (文芸社文庫)
山田 悠介
文芸社
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仕事盛りの30代の夫奥とその子供を描いたヒューマン作品。少々ミステリーも入っているけど、基本温かい内容に仕上がっている。聞いていた程劇的な展開ではなかったのだけど、主人公が変わっていく姿が浮かびやすく、そしてどの登場人物も飛びぬけて強いキャラでもないのだけど、1人1人が大事な役割を示しているような気がします。小説初心者なので、山田さんの本でこれから慣れていこうと思います(怖いのは嫌ですが)。読み易さ抜群です。

どうやら中・高生に人気らしいですね!いやぁー皆さん頭いいなぁ。

山田さんのデビュー作、リアル鬼ごっこはなんと自社出版だったらしいですね。しかも100万部セールス(あとあと幻冬舎から声がかかったみたいですが)凄すぎる。10年前でまだ21歳。20歳頃に仕上げたんだろうなぁーと思うと恐ろし才能ですね。高校卒業してアルバイトしながらコツコツ作品を書きあげていたそうです。

また彼の本を読むのが楽しみになりました。

ベイビー・トーク

今年観た映画82作目

子供が好きなのでキッズ系映画は良く見るのだけど、正直これはいまいちだったかなぁ。。

もっと生の赤ちゃんの声が聞きたいです!所々笑えるところはあったけどね。主演の二人もナイスキャラでいい味だしていました。若しき頃のジョン・トラボルタ、全く変わらずで笑えましたw

わたし出すわ

今年観た映画81作目

小雪の本を読んでこの映画の撮影時の話が出てきたり、私自身今年函館に行ったことをきっかけにこの作品を観てみました。

わたし出すわ [DVD]
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函館から東京に働きにでるマヤ。大人になって田舎の同級生達に会うと、やっぱりなんだから馴染めない「都会慣れ」してしまった自分がいる。地元に残った者達と都会に出ていった者で残念ながら入りたくでも入れない見えない壁みたいなのがあって、お金を出してあげても、そういう結果になるというか。。。 幸せを願ったつもりが、いい結果にならないことが多く。。。

正直展開も内容もいまいちでがっかりしました。純粋に小雪やその他のキャスト黒谷友香小池栄子が好きなら楽しめそうですが、結局メッセージが伝わりにくくて?な部分が多かったです。監督さんの他の作品で全く違うアプローチなのにメッセージ性がこの映画と同じというものがあるらしいです(レビューより)人間お金があってもなくても、ころぶ者はころぶ、ということでしょうか。

2012年 読んだ本 まとめ

1.ヨコミネ式 夢をかなえる 子育てアドバイス 横峯 吉文
2.政治家の殺し方 中田 宏
3.お前なんかもう死んでいる ~プロ一発屋に学ぶ50の法則~ 有吉弘行
4.オレは絶対性格悪くない! 有吉弘行
5.愛と勇気 Forever 野口美佳
6.あまから人生相談 マツコ・デラックス
7.世迷いごと マツコ・デラックス
8.マツ☆キヨ マツコ・デラックス 池田清彦
9.子ども3人をハーバードに入れた親から学ぶ、目標に向かって努力する子の育て方 森田友代
10.Tiger Mother タイガー・マザー エイミー・チュア
11.慶應幼稚舎 石井 至
12.フリーランス はじめてみましたが・・・ きたみりゅうじ
13.ザリガニとひまわり LiLiCo
14.お金はいつも正しい 堀江貴文
15.続・世迷いごと マツコ・デラックス
16.きらめく女性経営者32人―これからの時代を創る女性リーダー フジサンケイビジネスアイ
17.女性リーダーが時代を変える「輝く女性経営者50人」 産経新聞出版
18.新卒はツラいよ! きたみりゅうじ
19.SEエンジニアの本当にあった怖い転職話 きたみりゅうじ
20.刑務所なう。 堀江貴文
21.未来改造のススメ 脱「お金」時代の幸福論 岡田斗司夫 小飼弾
22.毒舌訳 哲学者の言葉 有吉弘行
23.社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! ちきりん
24.「有名人になる」ということ 勝間和代
25.大人も知らないお金のカラクリ フリーターになるとどうなるの? 内田 正信 (監修)
26.実践 自分の小さな「箱」から脱出する方法 アービンジャー インスティチュート 金森 重樹 冨永 星
27.中国でお尻を手術。 (遊牧夫婦、アジアを行く) 近藤雄生
28.旅に出よう――世界にはいろんな生き方があふれてる 近藤雄生
29.書いて生きていく プロ文章論 上阪 徹
30.アメリカの高校生が読んでいる経済の教科書 山岡道男 淺野忠克
31.子供にマネーゲームを教えてはいけない キャシー松井
32.起業のファイナンス ベンチャーにとって一番大切なこと 磯崎哲也
33.ニートの歩き方 ――お金がなくても楽しく暮らすためのインターネット活用法 pha
34.なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方 藤沢 数希
35.働きながら、社会を変える。 慎泰俊
36.「男の子がわからない」ママのための31のアドバイス 松永暢史
37.2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略 小室淑恵 駒崎弘樹
38.今日から出来る異文化交流 カウチサーフィン 豊永奈帆子
39.だからテレビに嫌われる 堀江貴文 上杉隆
40.この世でいちばん大事な「カネ」の話 西原理恵子
41.外資系金融の終わり―年収5000万円トレーダーの悩ましき日々 藤沢数希
42.生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント 西原理恵子
43.続・悩む力 姜尚中
44.ブスの瞳に恋してる4 「愛してる! 」が10年続く秘密 鈴木おさむ
45.やってよかった、やらなきゃよかったお金のこと 午堂登紀雄
46.やらなくてもいい、できなくてもいい。 四角大輔
47.女子社長の優雅で過激な毎日 ~「爆笑問題と私」の未来はどうなる? 太田光代
48.砂漠の女ディリー
49.採用基準 伊賀泰代
50.生きていく力。 小雪
51.ギフト 小雪
52.喧嘩上等 (うさぎとマツコの往復書簡3) マツコ・デラックス 中村うさぎ
53.その時までサヨナラ 山田悠介
54.シロクマのことだけは考えるな!―人生が急にオモシロくなる心理術 植木理恵
55.ヨーロッパ超富豪 権力者図鑑 中田 安彦

ファミリー・ツリー

今年観た映画80作目

ハワイを舞台にしたヒューマン映画。こちらもよくプレビューで見ていたので早速借りてみました。

ある膨大な信託(土地)を先祖代々受け継いでいる夫、それに群がる親戚達、昏睡状態の妻、大分ぐれてる17歳と10歳の娘。そのぐれた娘が連れてくるおばかな友達。登場人物がそれぞれ味があって愛らしくて、どのピースをとっても温かみを感じさせられるいい映画でした。昏睡状態の妻の過去の浮気が発覚し、混乱する夫と、元々仲が悪かったのにその探索をきっかけにどんどん結束していく家族。だけど、人の事情を探索すればするほど、どんな人にも愛する、愛される家族や恋人がいるということを知っていきます。

富を手に入れたからと言って必ずしも自分たちは先祖がしてほしかったこと、民族として守るべきことをしてきたわけじゃない、という気づきがとてもすばらしかったです。手に入れた財産で私立の学校に通い、昔ながらの伝統なんて何も受け継いでいない・・・きっと多くのそういう家系が同じような問題を抱えたまま気付かずにいるのだろうなぁと思いました。

ハワイにまた行きたいなぁ。あそこで家族を育てるのもいいかもなぁーなんて。

P.S.1 ジョージ・クルーニーシャイリーン・ウッドリーの演技が最高〜!彼女14-5歳と思ったら、なんと21歳!!! すごく「幼な大人っぽい」キャラクターがあっていたのでてっきりそれくらいの年齢だと思っていましたが、ファミリー・ツリーのwikiをみてみると、5年前に発行された映画なのでやっぱり15歳前後で撮影されたものですね。これからもめちゃくちゃ楽しみな女優さんですね。

P.S.2 ぽっちゃりの妹役の子もめちゃくちゃかわいかったw あんな子欲しいw

少年と自転車

今年観た映画79作目

プレビューで気になって予約してみてみました。

少年と自転車 [DVD]
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孤児院にある日入れられた子と、里親としてその子を週末受け入れることにした女性のお話。とてもきれいごとでは片付けられない、リアルな残酷さと少しの希望がうまく描かれているいい映画でした。

主人公シリル役のトマ・ドレの演技が奥深くて圧倒されます。かわいそうと純粋に思ってしまう安易な同情と、頑張れと応援する気持ち、そして「それでも」受け入れなきゃいけないという覚悟と、いろんな気持ちが終始葛藤してしまう作品でした。彼の明るい笑顔がほんの少し、恐らくこの映画の数%だけでも見れて嬉しかったです。最後は衝撃的で「もしや」とひやひやしましたが、少しの希望がみえて、安心しました。

里親制度や孤児院の仕組みなんかに興味があったので、普通のハッピーストーリーと仕上がっていない現実的な内容で、とても勉強になりました。

フランスもいい映画たくさんあるなぁ。今年に入ってからヨーロッパの映画も積極的に観るようにしています^^