少年と自転車

今年観た映画79作目

プレビューで気になって予約してみてみました。

少年と自転車 [DVD]
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角川書店 (2012-10-05)
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孤児院にある日入れられた子と、里親としてその子を週末受け入れることにした女性のお話。とてもきれいごとでは片付けられない、リアルな残酷さと少しの希望がうまく描かれているいい映画でした。

主人公シリル役のトマ・ドレの演技が奥深くて圧倒されます。かわいそうと純粋に思ってしまう安易な同情と、頑張れと応援する気持ち、そして「それでも」受け入れなきゃいけないという覚悟と、いろんな気持ちが終始葛藤してしまう作品でした。彼の明るい笑顔がほんの少し、恐らくこの映画の数%だけでも見れて嬉しかったです。最後は衝撃的で「もしや」とひやひやしましたが、少しの希望がみえて、安心しました。

里親制度や孤児院の仕組みなんかに興味があったので、普通のハッピーストーリーと仕上がっていない現実的な内容で、とても勉強になりました。

フランスもいい映画たくさんあるなぁ。今年に入ってからヨーロッパの映画も積極的に観るようにしています^^