幸せの教室

今年観た映画75作目

日本語タイトルが趣旨とずれてて残念ですが、それ以外だととてもいい映画。主人公の愛らしいキャラを恋愛映画にとどめるにはもったいないが、心温まる映画です。

この映画の元々の題名を知って、「あぁ〜だからいい映画だったのに、なんとなく終ってみてしっくりこなかったんだなぁ」と納得がいきました。本当、こんな邦題つけたの誰だよ!と突っ込みたくなります。

その元の題名というのは、トム・ハンクス演じる主人公、「ラリー・クラウン」なのです。そう、この映画はラリー・クラウンという「繊細で心の優しい平凡ないい人」に焦点をあてた映画なのに、それを「教室」としてしまった翻訳者??? おぃおぃおぃ! 人生が変わる教室、だなんてどこにも主張していないし、むしろ教室のシーンは半分にも満たないのです。

その題名のつけ方を除けば、豪華キャストがキャラを主張しすぎてなく、ゆる〜い幸せな感じのいい映画です。こんな内容の脚本と監督をも手がけたトム・ハンクスは、「本当にいい人なのかも」と思わせてくれる程、このラリー・クラウンが何とも愛らしいキャラクターでした。

平凡という幸せを感じたい人に、ぜひおすすめかな。