採用基準

今年読んだ本49冊目

勝間さんのブログで紹介されてて買ってみたのですが、「実はChikirin?」という噂が広まってる伊賀泰代さんのデビュー作です。一橋大卒→日系銀行5年→MBA留学→外資コンサルでコンサル5年→そこで人事マネージャー12年!わぉ。。。平均勤続年数3年と言われる外資系のしかもコンサルで12年ってすごく「まれ」な人種!内訳はコンサル4-5年、人事が8年なんだけど。

採用基準
採用基準
posted with amazlet at 12.11.18
伊賀 泰代
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 17

本当終始しつこいくらい、「リーダーシップ」の話です。その必要性と日本で欠けている要素として取り上げられています。六割くらいまではふむふむととてもスムーズに読めるのですが、それ以降は「うわーーーーしつこい!!!!」と、一度本を閉じてしまいそうになるほど一本の主張が強い一冊でした。言ってることはわかるけど、ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜と言った感想を持ってしまった。やっぱりChikirinも含め、この方の主張は

外資系でも特に先進的な会社(年功序列や1人種しかいない下請けメーカーなんかじゃなく)
や、日系外資系かかわらず
コンサル一般
ベンチャー

くらいにしか当てはまらないんじゃないかと思ってきました。語弊があるかもしれないが「先進的な」働き方、キャリアの積み方の「可能性がある人」のみが対象になってしまう気がしてなりません。私は似たようなバックグラウンドを持っているので頷ける内容の方が大きいのですが、その主張を「その他大多数」の日本人に語っていいのかな?という気がします。そこが完全省かれてるといいますか、配慮がないっちゃーないというか。。。完全に頭にないのかもな、とも思います。

Chikirinはやっぱり、仮面を被った勝間和代さんでしたね笑 おちゃらけたり、自分はニート応援してるよー風な雰囲気を出しているのも、全部キャラ作りの作戦だなぁと思います。頭いいなぁー。(嫌いとかじゃなく。むしろ大好きですよ)ただ中身は闘志メラメラの勝間さんとほとんど一緒です。強いて言えば、Chikirin自体が家庭がなさそうなので、そういう話題や配慮?した主張が、勝間さんに比べて薄いかな、くらいです。

MBAの話は「実はそうでもなかった論」や「企業派遣のゴルフ三昧馬鹿日本人論」納得いきました。

とりあえず一回読む、くらいの一冊でした。

ViVa! 先進的な女!

P.S.1 文句でも何でもないですが、外資系の特にコンサルや金融、ITなんかでは現場(営業、技術者等)以外は結構はずれキャリアとして社内から見られます。。。

P.S.2 やっぱり外資系一流企業に行くには余程の秀才で新卒入社するか、有名MBAに行ってからの転職か、しかないんだろうなぁーとか思ったりw まだまだ主流じゃないですが、いずれ日本もアメリカのようにこんなキャリアパスになっちゃうのかなぁ。