僕たちは世界を変えることができない。

今年観た映画66作目

きっと多くの人が昔描いていた「世界平和!」を純粋に謳った青春ノンフィクション。ある医大生がなんとなくおもしろそうということで始めた途上国支援の話。カンボジアで学校を創るという目標を立て、サークルをつくり、スポンサーを煽り、、、全てが順調だったはずが。。。

ノンフィクションなので、普通の学生がどのような形でカンボジアの学校建設に関わっていくのかが純粋に学べました。やっぱり大人だろうが学生だろうが、仲間割れや「支援」ということの限界など、ぶつかる葛藤は同じなんだろうなと思いました。またスポンサーを募ってくれたライブドア(恐らく)なんかもでてきて、2000年前後のITバブルで学生や起業家達が一緒に活発になって、いろんなことをしていた時代背景も感じられました。

中学生くらいからぜひ観て欲しい一作です。

ちなみにこの原作は、主人公の葉田甲太自費出版でこの題材を出していながらも5000部という売上を出し、正式に数年後に映画化、小学館から加筆されたものが再出版となったそう。できる人というか、行動力のある人はどんなことをしても「形にする」のだなぁと感心しました。

これからの葉田さんの活躍も応援していきたいと思います。