エリン・ブロコビッチ

今年観た映画55作目


最高でした。。。こういうのめちゃくちゃ好きです。主演のジュリア・ロバーツが第73回アカデミー賞主演女優賞を受賞した作品です。

米国カリフォルニア州にて、主人公エリン・ブロコビッチ(ジュリアロバーツ)が自身の交通事故のをきっかけに、小さな法律事務所で働くことになり、そこでたまたま見つけた隠れた「巨大」ケースを担当することになる。その訴訟相手というのが、巨大民間水道・電気会社のPG&E。バツ2子供3人、法曹業界全くの未経験の彼女が戦っていく・・・。

元ミス〜〜であったにも関わらず子育てや生活に追われ、態度や言葉遣い、さらには格好にまで余裕がなく、世間の目はとても冷たかったのだが、素人ならではの「怖いもの知らず」さや、持ち前の「フレンドリーさ」と「洞察力」で次々に味方を増やし問題に取り組んでいく姿に魅了されます。普段理屈っぽくお高くとまっている弁護士よりも「彼女にだから、打ち明けたい」とクライアントから信頼を寄せこのケースの中心人物となっていきます。

隣人でのちに彼となるジョージの支えだったり、何だかんだ手を差し伸べてくれたり仕事を与えてくれたりした法律事務所のエド、最後の最後で決めてのアレを入手させてくれた人、いろんな化学反応があるのですが、その全ての運を勝ち取った彼女のキャラクターというか、本当に素晴らしいの一言でした。エンディングも大好き。

母親が働きまくるようになって子供達も寂しがったり反抗したりしだすのだが、本当に人を助けるための仕事していることに対して、いつか理解してくれると信じて頑張る姿をとにかく堂々と見せる。そんなエリンの行動はきっと多くの働く子持ち女性を勇気づけたんじゃないかなと思います。長男がエリンの仕事の資料を読んだ時に幼いながらも「ママは人を助けるために、正義のために頑張っている」と理解した様子がとても微笑ましかったです。

情熱を持って仕事をしてる人は本当純粋にかっこいいですが、人を見た目や経験、職業、離婚歴があるかないかなんかで区別せず、本当にゼロベースで相手や問題に素直に向き合える人は、一体どれくらいいるだろうかと考えさせられました。私もエリンのような、そういう人間でありたいなと思います。

話はずれてしまうが、大学入試のAO入学みたいに、企業の採用枠にも1割だったり少なくていいから全くの未経験者を受け入れることも必要ではないかとこの映画を見て改めて思いました。応募者にチャンスを与えるということと、会社としてもきっとエリンが行動してくれたように「経験者では想像つかない」常識破りないいことを齎すかもしれません。そういう型破りな人や視点を組織に入れることは既存の従業員にも会社の利益にもつながるのでは。まぁ、既にやってる会社もあるかもね^^

とりあえず、また自分の憧れの女性リストに1人追加できました☆