この世でいちばん大事な「カネ」の話

今年読んだ本40冊目

レビューの順番ずれてしまったけど、生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒントを読んで著者の西原さんの本をまた探して読んでみました。

毎日かあさんといい、生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒントといい、おちゃらけた伝え方をするので、ここまで衝撃的な幼少時を過ごしてたなんて全く予想もつきませんでした。小さい頃の両親の話、自殺した父の話、自身の学校との裁判事件、バブル前の戦後の貧しい日本の田舎の話、上京したてのサバイバル根性、100社は軽く自身の絵を売り込みに行った根性話、そして今は亡き夫と自分の「ここで負のループを終わらせないといけない」という話。さらにはギャンブルで家1戸分、FXで1千万ふっとばした突っ込み満載の話、等どれも西原さんの天性の強さや大胆さが感じられる内容でした。その全ては「お金」という繋がりをもっています。

天性の強さも持っているのだけど、「あぁ、だから強いんだな」という納得の内容でもあります。読者や未来の子供達に向けて、ただお金のために、生きるために「頑張れ」というのではなく、お金の酸いも甘いも、天も地も味わった彼女ならではの「寛大さ」が滲み出てる物凄くシンプルで説得力のある「働くすばらしさ」というメッセージで締めくくっています。その締めくくり方にぐっとくるものがありました。

素晴らしい人だなぁ。。憧れの女性がまた見つかりました。

高校生の従妹がいるのでプレゼントしようと思います。きっと生きる活力になるかな。