「男の子がわからない」ママのための31のアドバイス

今年読んだ本36冊目

今まで結構フェミニスト的な考えだったけど、甥っ子が出来たことをきっかけに、男という生き物について学んでみたくなった。

「男の子がわからない」ママのための31のアドバイス
松永 暢史
扶桑社
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筆者は男の子の子育て分野では20万部の売上を誇る売れっ子作家。やっぱりタイトル通り、「男の子がわからない」っていうのが多くのママ、あるいは女性の気を引く、的を得る根本なんだと思う。

ちょろちょろ落ち着かないというのは、いい意味で好奇心旺盛ということ。つい言ってしまいがちな「静かにしなさい!大人しくしてなさい!」という言葉は後に、幼いうちにその好奇心を潰してしまう原因となる。好奇心がなくなれば、人生へのやる気を失ってしまう。

身体も頭もたくさん動かして、たくさん「ちょろちょろさせなさい」というアドバイスだった。また、「男の子には過保護じゃなく、無関心が効果ある」というのもなんとなく納得。ひきこもりや家庭内暴力に悩まされている親御さんには、やはり過保護で子供を育て、子供をダメにしている人が多いとのこと。確かに過保護は男の子をダメにするけど、無関心がダメにするというのは少ないかも。男の子は女の子と違って共感力に欠けていることが多いから、ダメって言われてもなんでダメかの理由を理屈で教えないと失敗体験を積まない限り学ばない。理屈をきちんと話すと理解が早いとのことだった。もちろん、ネグレクトなんかは絶対だめだけど、「理屈で説明する」ことと「見守る愛情」が一番大切かなと共感できた。そして男の子らしさを失わないように、ちょろちょろを受け止めいい風に伸ばしてあげたいと思った。結構簡単に読めるのでぜひおすすめ。

そんな私は子供ゼロっていう落ちw

P.S. 筆者はこの「ちょろちょろ」を「オチンチン力」と名指しているところがなんか笑っちゃった。