2人が「最高のチーム」になる―― ワーキングカップルの人生戦略

今年読んだ本37冊目

今の世代ならではの「共働き」のやりくり?をテーマにした一冊。病児育児や待機児童問題に取り組んでいるNPO法人 フローレンス代表の駒崎弘樹さんと、ワークライフバランスという言葉を流行らせた第一人者と言えばこの人!の小室淑恵さんの共著。

二人ともパートナーと共働き+子持ちで人生設計をしてるみたいなので参考したいと思い読んでみました。駒崎さんは、食器洗い機購入を奥さんに提案して家事の改善を図るとか、小室さんは家事が苦手な夫にグラフみたいにリストをつくり、ポイント制を導入して夫婦で競争してやるとか、その他友達夫婦なんかがやっていることなど述べられていました。また、駒崎さん率いるNPOと小室さんの会社で実行している、そもそものワークライフバランスをテーマとした、効率的な働き方等も紹介されてました。

個人的には、、、そういう「ノウハウ」を強要(というと語弊があるかもしれませんが)するよりお互いの得意不得意でやったほうがいいんじゃないかなぁーと思いました。例えば、バリバリ仕事したい女性は家事が好きで仕事は保守的にやるような旦那を見つけられると最適だと思うし、逆に家のことは絶対嫌だーっていう旦那はたくさん仕事に集中して外で稼いできて奥さんに任せればいいと思いますし。もしお互い仕事をたくさんやりたいのなら、実家等近くなければお手伝いさんを雇うとか。。全て自分達でやるのはやはり難しいと思います。手を抜いていいところを決める!というのもいい案の1つかもしれません。本の中で紹介されたポイント制とか続くのかなぁーと少し違和感を感じてしまいました。

もっとお手伝いさんを雇うことが一般化してくればいろいろ簡潔に済むだろうなぁと私は思います。1500円位で雇えます。共働きなら、夫婦で750円ずつ?例えば週2回くらいきてもらうだけでもめちゃくちゃ助かると思います。近所の知り合いの主婦なんかに頼んでみてもいいし、そういうのがもっと定着していったほうが、夫婦働きながらやるよりは、負担も減るし、雇用も生まれるし一石三鳥くらいですね。その案がなかったことが、「先進的な働き方」をしているはずの2人達の意見でさえも、海外の先進国の制度や家庭でのアイディアよりは日本は「まだまだ」劣るんだなぁーと改めて思ってしまいました。。。 少し「おしい!」一冊です。お二人もまだまだ若いので模索中!ということで。