砂漠の女ディリー

今年読んだ本48冊目

デザート・フラワーを観て感銘を受け、久しぶりに一気に厚い本を読破しました。

砂漠の女ディリー
砂漠の女ディリー
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ワリス ディリー
草思社
売り上げランキング: 234416

映画には盛り込められなかった詳細が結構あって、「あぁ〜実際はこうだったんだ」とか「この人映画には出てなかった!」っていう部分になんか感動しました。本を読んだ人だけの特権といいますか。実際本が出版されてから、いくつも映画化のオファーを頂いたみたいなのですが、なかなか方向性が合う会社がなく、実際タッグを組む会社が決まるまで結構時間がかかったみたいです。

エンディングが映画と違うところが見どころです。結構分厚い本なのに、一気に読めました。スラスラ読めるわりに、1ページ1ページ、大事に鮮明に映像が思い浮かべられるのもやはり翻訳者の武者圭子さんの力なんだと思います(もちろん、原作のすばらしさありきですが)。彼女の名前を検索してみると、50冊以上もの本(サスペンス、アフリカ、動物、等々)を手掛けていますね。すばらしい。さすがですね。あのクオリティーなのが納得です。