ザ・ホークス ハワード・ヒューズを売った男

今年観た映画69作目

20世紀アメリカを代表する富豪(実業家)ハワード・ヒューズの自伝を捏造した、ライターのノンフィクション映画。嘘が嘘を重ねるがその中にも真実をたっぷり見つけてしまう、互いの葛藤が見どころです。真実と嘘は何だか表裏一体のような気がしてなりません。

テンポのいい展開といい、リチャード・ギアの素晴らしい演技力といい、あっという間に観終わってしまいました。ここまで来ると、もうあっぱれです。

クリフォードと架空のハワード?がしゃべっているシーンなんか、本当に背筋が凍るほど、「虚言癖」の恐ろしさを知りました。虚言癖を持った人と小説家、、、その「才能」をどう世の中に出すかによって人生が紙一重になるということを思い知らされます。

ハワード・ヒューズは最後まで出てこなかったのですが、嘘をきっかけにいい発見があったり、本当に何がいいのか悪いのか、混乱してしまうような、考えさせられる映画でした。

いい作品です。