26世紀青年

今年観た映画53作目

このブログでちょくちょく出てくる金融日記の藤沢さんおすすめの映画、idiocracy (日本語名:26世紀青年)。idiotというのは英語でバカという意味で、世界が「バカ化」するという皮肉を込めた題名です。映画レビューを読んでめちゃくちゃ吹いてしまったのがきっかけでやっと手に入れた作品です。

今や女性も学歴が高かったりキャリア志向が強かったりするもので、昔より知識や情報があるがゆえに軽い気持ちで子供を持たなくなった。しかし、みんなが豊かになったはずの資本主義の中では実は貧富の差やこういった学歴、キャリアの格差が広がっていき、「生物として」子を繁殖することはむしろ「教養が比較的ない人バカ」のみが、幸か不幸かあまり将来を考えずに実行してくれている。高学歴高収入夫婦が家庭と仕事の両立をはかりながら子作り設計を練る夫婦がいる中、「くっそーまた出来てしまったのか!」とあちらこちらに子供を作り既に大家族がいるバカがいるという現実。。。そんな状況はこのまま何十年、何百年と悪化していくとバカがバカしか産まなくなり・・・・この映画のようななんとも恐ろしい未来ができあがるという内容。

いや〜〜〜想像通りめちゃくちゃ面白いが単なるコメディーとして終わらせたくない作品でした。エンディングが個人的には物足りなかったけど、それでも100点満点に近い満足度がありました。何とも恐ろしい発想力&説得力。早く手を打たないと本当にこういう社会になるかもね。まずは自分から産まなきゃとも思いつつ、言いわけが冒頭の夫婦と全く同じっていう。。。どうしましょうどうしましょう。

大げさではなく、社会学の一環としてぜひおすすめ。

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