ガタカ

今年観た映画15作目

またまたSFちっくな作品。

いやー、いい映画だった。特に最後のシーン。

「そう遠くない未来の話」と表記されるところから始まり、将来はDNA鑑定で個人の「能力」が産まれた時点でわかってしまい、それに伴った職業に永遠につくといった世界。主人公のビンセントは「劣性」と判断され生き、弟が「優性」と判断され、その通りに人生を送るが、自力でのし上がるビンセントがある日ジェロームという「優性」だが不幸になってしまった人と出会い、、、というお話。全てが正確で計算づくしなはずなのだが、どこかでやはり人間くさい「努力が能力を越える」ようなことを含めた、とてもいい映画だった。

DNA鑑定や細胞のクローン化には基本賛成だが、倫理観がなくなると本当にこうなってしまうだろうなーとイメージできた。何だか論理が行き過ぎたアメリカ社会が頭をよぎってしまった。

それにしてもイーサン・ホークは「脅える演技」がとても上手いなぁと改めて思った。


とりあえず現代人にぜひおすすめな映画です。普通に倫理の授業なんかにも使えるのでは?