サマーウォーズ
今年観た映画13作目
ここ1年くらい意識してアニメやSF風の映画を観ているところでございまする。
実は2回目の鑑賞だった。
夏休みに軽いアルバイト気分で誘われたおたくが、とある小さなミスで「あちら側の」世界を乱してしまう。そしていつしか「あちら側」だったはずの問題なのに、こちらの世界にまで影響がおき・・・というお話。
田舎の古き良き田舎の大家族と、「あちら側の」ネットのオズの世界を並行しているところが、現実と未来を遠すぎず、近すぎず表現できてて、ファンが多いのも納得した。
いつの間にやらいずこへ?なセカンドライフや、それを真似てぼろ儲けしているらしいアメーバピグのような仮想空間が人気になればなるほど、今自分達の住んでいる世界でも似たようなことが起こりうる内容だなぁと思った。フィクションだ、では済まされないような。例えば、セカンドライフで不動産を売買したお金で、実際のマンション等を買ったり、アメーバピグで儲けたポイント(仮想通貨?)で実際の物理的な物を買ったりすると、市場で出回っているお金以上のものが出回っていて「現実の通貨の流れが乱れる」ということだ。確か脳科学者の苫米地さんやカリスマ金融ブロガーの藤沢数希さんが言ってたそれはまずいということが「うまく反映されている映画かもな」と今になってよくわかった気がした。
よくできた作品。