フィリップ、きみを愛してる!

今年観た映画4作目

ジム・キャリートレインスポッティングで有名な(意外!にこの人だったとは)ユアン・マクレガーの本当にあった詐欺師のお話。他の映画のコマーシャルで知って、絶対に観たいと思ってた!

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幼い頃に親に「お前は養子だ」と言われ、何らかのコンプレックスをずっと抱いていたスティーブン。最初はお利口さんを演じ、いかにもアメリカン・ドリーム的な職業や家族を手にするも、どこかで渦名ていた同性愛が芽生えてき、ある事故をきっかけに、今後の人生は自分らしく生きる!と決意した。しかしスティーブンにはある「難癖」があり、どうやっても何度やっても治らない。ある意味天才とも言えるその話術やはったりに人々は魅了されるばかり。そして愛する人を見つけ、幸せに暮らしていたはずが・・・。

最後には「やってくれるよ、もう」と呆れる気持ちと、「もうお手上げだ」という諦めの気持ち、だけど何だか「愛すべきキャラクター」であるスティーブ、だけどその彼を形成している根本は何なんだろうと考えざるを得ない複雑な気持ちにだった。何故、何のために、、最後に恋人が放った「君自身が本当の君をわかっていないんだ」という言葉も忘れられない。嘘に嘘を重ね、もうどこに向かっているのか、そもそもスタート地点ってどこだったっけといった具合か。そして爽快なまでにもきれいな嘘を付くスティーブも悪いが、うわべで人を判断している人が多いことも気になった。あの大企業までもが、、だ。。

奥深い話なんだろうけど終始笑いと感動に包まれた内容だった。恋人役のユアン・マクレガーのゲイの演技も細かいところまで行き届いてすごくキュートだったし、ピュアな感じがとても伝わってきた。ジム・キャリーの役の幅広さにも感動した。

いろんな余韻があるままだが、それでも胸を張って「とてもいい映画だ」と言える作品でした。ぜひオススメ。

こちらもオススメ。同一人物とは思えない・・・役者って本当すごいなぁ。

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