水曜日のエミリア

今年観た映画62作目

人は親と同じことを無意識に繰り返してしまうというものだが、この主人公エミリアも同じことを自分の意識外で行っていたことに気付きました。「そのことに気付いた時に、きちんと自分と過去を受け入れられるか」と問いかけられてるような映画でした。

水曜日のエミリア [DVD]
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略奪婚で義理の子供と自分の子供ができた若いキャリアウーマンのエミリア。何もかもうまくいかなくて自分に、人に当たり散らすのだけど、結局は自分の中に答えがあることに気付きます。一番印象的だったシーンは、旦那さんから「君は、君が一番大切とする人達に、一番厳しい」というセリフでした。なんだか頭を何かで打ち砕かれるような、そんなショッキングな言葉。それが120%当たっているからこそ、です。

きっと多くの人が一番大切であろう人に一番強くあたる気がします。一番想いやりを持って接しないといけないであろう、人に。

人を許し、そして自分の過ちを許す。そうでないと似たような過ちを繰り返し、いつまでも悪循環に苦しいままでいるんだろうなぁと感じました。

少し暗い雰囲気もありますが、まぁまぁいい映画です。


P.S.ナタリー・ポートマンはこういう暗くてキレる役が一番似合うなぁ。